umicha's diary

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本当に命を守るための非常用具

大きな地震があったので、こちらにて緊急記載しておきたいと思います。

 

先ず始めに何故このフリーペーパーを作成したのかに付いて簡単に説明を

 

 


実は遥か「阪神淡路大震災」時の事です。
私は某SNSにて「あまりの寒さにもう本当に辛くて耐えがたいです」なる記述を見つけました。
自衛官であった私は、これは何とかしてあげないと!と思い

「防寒対策の知恵」をその方にお伝えしました。

概略を簡単にご説明致しますと「人間の体温発散は首から上の頭部にて8割を発散している」と言う事です。従って先ずは「頭部からの体温発散」を防がないとあまりその他の事では効果がありません。

続いて血液を送り出すポンプである「心臓を温める」事。

この2つが必須ポイントになります。

これをお伝え致しました。

 

やがて月日は流れ「東日本大震災」に。

当時、私は丁度仕事が変わったばかりでしたので予備自衛官として災害派遣に出頭できず、非常に心苦しい思いをしていました。

そんな時に突如1通のメールが。

 

 

阪神淡路の時に貴方から頂きました防寒対策の知恵で命を助けられた者です。覚えていらっしゃいますか?」

と。

「本来であれば今回は私達があなた様から頂いた知恵を被災地皆様へ届けねばならない番です。がしかし、私にはそれだけの知恵と術がありません。何とかして今一度あなた様のお知恵を被災地皆様にお届け頂けないでしょうか?急で不躾なお願いとは存じますが何卒宜しくお願い致します。一人でも多くの皆様が救われますことを祈るしか私は出来ませんが、どうかお願い致します」

 

この様な内容でした。

この方は恐らく65歳過ぎたくらいの方だったかと思います。


先にもお話ししたように自分は災害派遣に出頭出来なかったため

とても後ろめたい気持ちでおりました。

 

「そうだ!俺にもまだ出来る事はある!出来る事をやろう!」

 

この思い一心でBlogに書きました。そしてそれをTwitterにて拡散依頼を。

 

僅か数時間後です。携帯のバイブが止まらないのです。

ブッブ〜...ブッブ〜

「え?なにこれ?」

 

見てみるとブログへの書き込み通知がドンドン入ってきているではありませんか!



いくら何でもちょっと尋常では無い数にビックリしていろいろ調べたんですね。
そしたら、あのホリエモンさんとロックバンドグループの方2グループが拡散Tweetしてくれてあるじゃありませんか。

書き込みは...
「知らなかった!ありがとうございます。直ぐに実戦してみます」
とか

「今すぐ避難所の皆さんにお伝えします!」

この様な書き込みばかり。

やがて1日に5000件の訪問者数になり2日目で8000件に(汗)


この時に感じたんですね。「如何に普段から自分が考えていなかったのか?」を。
あの時(阪神淡路)お礼を言われたまんま何もしていなかった自分に。


罹災してからでは準備出来ない物ばかりなんですよね。
とても反省しました。
そこで作ったのはがこのフリーペーパーになります。

 

たまたま私のお仲間には元山岳レンジャー隊長であるとか、大阪府現役消防士の方もおり、これを機にと思いましてそんな方々からも監修を頂き
このフリーペーパー(最終型)が出来上がりました。

 

元山岳レンジャー隊長       渡邊様

大阪府消防士       石橋様

長野地協所属予備3等陸曹 中村様
(婦人自衛官)

大袈裟な言い方ではなく、この防寒対策の知恵は極限時に「命を左右する知恵」を記載してあります。

補足ですが、「別の場所から追加補給をしないとダメな物」として
1:燃料系
2:電池系
これを如何に極限までなくせるか?が肝になると思います。
電池ならば充電が可能な物であったり。
バーナーはガスや燃料を使用しない薪仕様な物であったり。
一人一人の心掛けで「買い占めや物資不足」は削減可能な事と思います。

PDFは私のDropBoxからダウンロードしてください。

www.dropbox.com

 

この場で閲覧用として私のFlickerにもJPEGで上げておきますので

ご参照ください。
尚、フリーペーパーですので「改変」さえしなければいくらでも使用して頂いても構いません。

特に地方公務員として役所所属の方々は「国民皆様の負託にお応え為べく」この知恵をお役立て頂きたいと切に願います。

 

非常用具27

 

非常用具27裏

 以上になりますが一人でも多くの人命を罹災時に守るべく御協力の程を何卒宜しくお願いを致します。

 

長野地方協力本部所属

第13普通科連隊松本駐屯地

予備3等陸曹 海川 徹也     敬具

 

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