umicha's diary

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Nikon Z7をポータブル赤道儀軸に載せるの巻

連日あぢい!けど夜はひんやり心地よく望遠鏡も欲しけりゃ新しいMacも欲しい!って感じの最近物欲王なうみちゃですよみなさんどうもこん〇〇わ如何お過ごしですか?









〜ここから入門者編〜

てなわけで。。。
そーいやあまりスカイメモTのレビュー書いてませんでしたね💧
先ずはポータブル赤道儀軸の説明から?なのかしら。
良くね
「星なんて絶対撮影出来ない!凄いと思う!神!」

って言う方いますけど。ぶっちゃけ星の撮影ってホントなんですよね。
天文ではなく「星景写真」ね。
ま〜〜〜〜じでぇ!?

って言うけどマジで。笑
んなもんコンデジだろうが何だろうがシャッターを25秒開放出来るカメラなら撮影出来ます。
で、(注)明るいレンズのカメラなら。
先ずはf値を最大に開く。

f2.0なら2.0に。f1.4なら1.4に。
で、※1遠くの著明な光に向けてAFさせます。
したらAFをロックする。そこで無限大になっているはずなので。
一眼レフだったらレンズのAFをそこでMにしてしまえば良いだけの話し。
あとはピントリングさえ触らなかったらオーライ。
(※1:良く最初から「マニュアル操作で」って記述が多いですけど夜ですからね。相当慣れた技量要しますよね。視力の差もありますし。ならば最初からAFに頼った方が確実である。って考え方です)


したら天の川の方向へ向けてセルフタイマー2秒にして三脚に乗っけてシャッターおろしたら良いだけのことである。
あ。。。あとISOも1200〜1600位にしてね。
(何故セルフタイマー2秒なのかは押したブレが入らない様にです。無論リモコンやレリーズがあるのであればそれを使うに越したことはありません)


何故に25秒かといえば星って動いているので25〜無理して30秒までが限界。
それ以上になると星が流れて写ってしまうので。
だから「25秒まで」って覚えておくと良い。


今時のカメラって凄いからGoProですら天の川くらい写る。
あまり綺麗じゃないけどね。

「そうなんだぁ〜。でも自分のは明るいレンズ無いからなぁ。言われた通りやってみたけど。写るにゃ写ってた。でも綺麗じゃない。天の川がぼんやり程度💧」

〜入門者編ここまで〜




〜ここいらから初級編〜
まぁそこからは道具も必要。
知っている人は知っていますが知らん人は写真やっとる人ですら知らん。
それだけ星景を含む天文分野って難易度「高」って思われていますからねぇ。
「ねぇねぇ。この写真って日本なんですか?ってききたくなるくらい天の川がバッチリ写ってますよね!どうやってんの?」
って話しになる。

 

The path of the stars on the forest by Tetsuya Umikawa500px.com
こんなだとかね。
寧ろこれはあまり良くない見本になるんだけど
そこは置いといて(苦笑)
どうやっているのか?って言ったらポータブル赤道儀軸」って装置を使って
カメラが微速度で星を追従しているんですよ。
だから星が流れない
その代わり景色は流れますよ。カメラ動くからね。


装置の上にカメラ載っけてシャッターを60秒とか3分とか開けっぱなしにしてるって話し。
なのでそんなに高感度にしなくてもISO800とか1200程度でも超時間追従露光しているので天の川がクッキリハッキリ写るんですよ〜って装置。
「だから綺麗に写ってるんだ!」

Yes!!そゆこと☝️

今から30〜35年前なんかまともに追従出来る赤道儀軸を買うなんて言ったら
それこそもう50万コースの世界。それで安い方。苦笑
追従出来るのは5分未満だったし。



でもね。今や5万で買えるんですよ。そんな夢の装置が。

 


「ま〜〜〜〜じでぇ!?」

 

でしょ?マジですから。
今から数年前ちょっと昔のコンデジですか?って位のサイズでビクセンから「ポラリエ」ってポータブル赤道儀軸が出たんですよね。4万円台じゃなかったかな?
いや〜あれはホント欲しかった!
夢のような世界ですよ。
けどね、本体のみでその価格なので結局オプションを付けていくとそれなりのお値段になっていくというか...
10万超えるよね〜
と言うか。(;´Д`)


そりゃ勿論欲しいですよ。
けど星景写真にポラリエでしょ?超広角レンズでしょ?
20万行きますやん(;´Д`)
無理ですやん💧


って長年諦めてました。いつかは買いたいけど。



そんな時にケンコーさんがSkymemoTってヤツを出してくれたんですよね。
元からSkymemoSってのはあったけどイマイチ評判が宜しくなく
どちらかと言うとポラリエに軍配が。
なのですが2017年の夏?にTを新しく出してきて一気に逆転。
そりゃそうですよ。SkymemoTは極軸望遠鏡からアリガタテーブル・ウェイト・自由雲台それらを収納する豪華アタッシュケースまで付いて5万円台なんですもの...w

そりゃ買うわなぁ〜
作りとしてはビクセンに比べたらギアはプラスチックだしアバウトな部分が結構ある。
けどそのアバウトさを物ともしない追従性能。
だから買ったんですよ。5万円ならええですやん。
昔なら50万かけにゃいかんかったモンが5万円...www

〜ここまで初級編〜




まぁ話しが長くなってしまうのでこの辺で内容を。

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要するにこんな装置で下のアナログな極軸にのっかっているのがSkymemoT
重くなるのは嫌なんだけど微調整が楽になるので腐った古い望遠鏡を外して載せて使用していますの図

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コレが極軸望遠鏡と呼ばれるスコープみたいな物。
これを使って北極星に合わせるわけです。
先ずはしっかりポータブル赤道儀軸の水平を取る。
次に北極星を狙って合わせる。

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覗くとこんな感じね
北極星ってのはドンピシャ北天ど真ん中にあるわけじゃないので
小さな円軌道を書いて回っています。
それをこの円の刻みに合わせてやるんですよ。
で、Skymemoの良いとことはスマホの無料アプリでこんなんがありますから

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こいつをスマホに入れて立ち上げる。
すると項目に極軸合わせってのがあってそれをみて合わせます。
因みにですが儀軸の水平を合わせ北極星を狙って合わせ〜ってやっていると
結構また水平がずれたりします。
なのでこの様なレベリング雲台を取り付けた上にSkymemoTを載せてあげると良いです。結構ピンキリで高価な物は万超えしてきます。
が、そこまで不要。そりゃ高い物は良いに決まってる。
けど耐荷重性能も上がってくるので重量も嵩んでしまう。
自由雲台みたいなタイプもあるが当たり外れも多く滑らかに動かなかったり
弱い力でずれてしまったり等々あるので、中途半端なお値段の物を買うよりは
3000円クラスで「ネジ三点調整」の方が余程かマシだと思う。

お奨めはこのクラス
「水準器があてにならない」等々のレビューも散見しますが
そもそもがアナログ機構で「気泡が真ん中に来ていたらOK」って事なので
若干水準器に傾きがあろうが何しようが水平な場所で校正してから使用したら良いだけの話しですよね?それって?とか思ってしまう。苦笑
そんな程度なので四の五の考える方が損。

 

 

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こんな。
あのグレーの点が今の時刻の北極星位置になるので
それを極軸望遠鏡を覗いて合わせてやればビッタビタに極軸が合う仕組み。
多少の慣れは要するものの全く難しくはないので女の子ですら出来るくらい。

後はWi-Fi接続なのでスマホとSkymemoTをWi-Fi接続してあげます。

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こんな感じでいろいろMenuがありますが
撮影のみなら2番目の「天体写真撮影設定」を選択。

で、ここからが「ビビれ!」な部分。笑笑

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シャッター速度は1秒未満設定は出来ない物の
1秒以上から細かく設定が出来る。
なので90秒開放してね〜
120秒開放してね〜
1枚撮影してね〜
間隔は1秒間隔で続いて10枚撮影しといてね〜

ってのがスマホの画面上から出来ます。
凄いでしょ!
だってカメラの扱い慣れている人間ですらNikonのインターバル撮影設定はややこしいもん。苦笑
数枚しか撮影出来て居ませんでした!とかあるあるな話しやし(ーー;)

でもカメラ側をバルブにしておけば後はスマホの画面上からこの様に任意で好きな様に撮影の設定が出来てしまうわけ


凄いでしょ!
コレを楽ちんと言わずに何と言う!?笑笑

Timelapseな撮影設定もご覧の通り

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フレームレートから何から何まで至れり尽くせりだ
終了時刻も直ぐにわかる。
いちいち計算する必要も無し。

次の写真を観て頂きたいのですが

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この様に各メーカーさんにあった電子レリーズなケーブルがあるので
こやつがシャッター管理をしてくれるってわけ。
更にはその横にUSBの外部電源も取れますからMobileバッテリーがあれば朝まで超時間撮影も全く問題ナシ!

良いでしょ?


で、極めつけはこの真ん中に刺さって居る極軸望遠鏡なのですが
ポラリエは都度外してセットをしなければなりません。
そんなんはいやだ!途中でずれたらアウトじゃん!

って方は特殊プレートを別買いして極軸望遠鏡を刺したまんま使用出来るアタッチメントを大枚叩いて買わねばなりません。
なのでポラリエ君はお金が掛かってしまうのです。


が、SkymemoTくんは刺しっぱなしで最初から使用出来るので
途中で極軸の確認をしたりズレを補正したり
いつでも直ぐに修正が可能。

「そ〜なんや〜。その追従出来る装置があるってのは知っていたけど凄く難しいと思ってたしお金も結構掛かってしまうと思っていたけど、そんな金額で買えるんや!」



って感じた方は結構いるはずです。

DSC_0510




したらね、こんな写真が簡単に撮れてしまうですよ。
これは120秒シャッターを開放しての追従撮影です。
星は止まって居ますが景色に注目。
微妙に流れているでしょ?

景色も止めたいんじゃ!

って時は大体の明るさを合わせ今度はISO感度上げて
地上が流れないように写真を一枚撮っておきます。

で、星と流れていない地上の景色をコンポジットして上げたら双方が止まった写真になりますよね。
綺麗な星景写真ってどうやってるんだろう?って秘密はそこです。

そんな感じで合成をしているから綺麗な写真になってるんですよ〜ってお話しでした。


兎に角組立〜セットまで見てみないと不安!って方はケンコーさんのチャンネルで組立編を観てくださいね。(^^)


スカイメモT組み立て編



序でにですがこの回転部位を完全に上に向け水平取ってカメラをセットし
Timelapseを設定すると「微速度でパンして(カメラを振って)くれるTimelapseも撮影出来てしまうので結構お得感もあるかと。☝️

それではまた次回!(^^)

 

 

SUNWAYFOTO レベリングベース DYH-66i

SUNWAYFOTO レベリングベース DYH-66i

 

 

 


SkymemoTオールインワンセット

 自分が購入時は自由雲台もセットでしたが今は別売りになった様ですね(;´Д`)

 

色違いのシルバー 

 Slickのバル自由雲台

 

SLIK 雲台 バル自由雲台 自由雲台型 200353

SLIK 雲台 バル自由雲台 自由雲台型 200353

 

 クイックシューの付いた自由雲台の方が楽カモですね。

 

 

 

 その辺は好みって事で。