猿でもわかるナノクリスタルコートのうんちくの巻
読書の秋・学習の秋・食の秋。さてさて皆様如何お過ごしですかしらん間に熱が出ていたうみちゃですよど〜もこん〇〇わ。ナノクリスタルの謎解読出来ちゃいましたですよ。
といったワケで。
「ざけんなよ!ナノクリスタルだぁ!?タダ無駄に高いだけやないかい!他にもいっぱい良いレンズあるわ!」
ってNikonユーザーの皆さんは多いはず!笑笑
そういう自分もある程度はナノクリスタルの凄さを知っていますが
少しはそんな気持ちもありました。苦笑
なんだけど!
今日!それがブッ飛びました。
あ〜...
最初に言っておきます。
日中から夕暮れくらいまでの明るい撮影は超高精細になりますよ〜
ナノクリスタルならばレンズ径5㎜落としても明るく写りまっせ〜!
そんな程度。
が!しか〜〜〜〜〜し!!
ナノクリ向かうところ敵無し!
な部分があるですよね。
前回Logを読んでくださった方はある程度わかると思います。
その結論がハッキリ出ましたよ!ってお話しです。
Nikonのナノクリスタルの説明あるでしょ?
この図
問題はこれです。
これは心底いろいろわかっている方に対しての説明図ならばわかる。
けど一般ユーザーの皆さんにはあまりにも分かり辛い図解だ。
何故かというとこの図だと入射角なんつーもんは全くわからんので
「なんで乱反射を起こし辛い暖色系が寒色系よりも乱反射起こす!って描き方なんだ?」
にしかならんと思われ。
しからば解説しよう!
この図解はですね、レンズって超広角で球面になればなるほど「横から入り込んだ光が赤いフレアやゴーストを引き起こしますよ〜」って説明図。
分かり辛いっしょ?この描き方じゃ。苦笑
そういう自分もこの図につままれましたから。
横から入射の光が何故に赤いフレアに?
からですね。「それは夕暮れと同じ」事。
暖色ってのは光の中で長波になるので乱反射を起こし辛い。
なので日中は乱反射を起こしやすい寒色系が乱反射をおこしているので
空は青空になる。
夕方になって日が沈みかけ「より多くの大気層を光が通過して来るのでやっと赤色が乱反射を初めて空が赤くなる」とまぁそれが夕焼けの仕組み。
要するにそれと同じ事がレンズの中で起きるので横から入った光が乱反射を起こして
赤いフレアが出るんですよ〜ってお話し。
それをなくす為にEDレンズが開発され
天文分野ではもうNikonの独壇場みたいに大絶賛されてきました。って事。
それが今度は更なる上を行くナノクリスタルになり。
もっと凄い事になりました!って事。
で、その「もっと凄くなった!」の恩恵がなかなかわからないんですよね?
皆さんは。ここがわかったらあのレンズの高額は「物の対価として当たり前なんですね!」がわかるようになるかと。笑
でもその恩恵は明るい場所での撮影だけしかしません!
って方にはなかなか気が付けません。星景とかをやらん限りは。
でここからが超重要!猿でもわかるくらいに書いてみます☝️
夕暮れに何故空色変わるのか?は上でお話しをしました。
じゃぁ今度は「水の色」で考えてみてください。
透明度の高い水は水深が深くなると何色になりますか?
あまり透明度の高くない水が深くなったら何色に見えますか?
前者は青色で後者は緑色になりますよね?
で、この話しは一旦置いておきましょう。
では次にスキューバを思い出してください。
綺麗な深〜い海の中へと潜って行きます。ごぼごぼごぼ〜っと。
さて。水面方向見上げたら何色になってますかね?
答えはそこにあります。
そうですよね。水の乱反射度合いが大気と同じくであるならば
水中でも夕暮れの様な色調になりながら暗くなるはずです。
が、そんな海はない。笑
どんどん青みが増して行くだけになりますよね?
要するにレンズも同じかと。
透明度の高いガラスを重ねたらどうなりますかね?
青色になっていきますよね?
んじゃ防弾ガラス的な処理をされたガラスが重なれば?
正解!そうです。水と同じになりますよね?だから緑っぽくなっていく。
ではここでもう一つ。
透明度の高いガラスを大量に重ねたガラス越しにみたら景色はどんな変化に?
青みかがって見えますよね?
んじゃ防弾ガラスから外を見たら?
緑がかって見えますよね?
はい。これが答えになります。笑
WB(ホワイトバランス)ってのは、バランスを変化させ
「なるべく自然な色調に「バランスを整える」もの」であり。
取り込めていない色調を勝手に「足してはくれない」ものである。ってお話しにもなります。
纏めますよ。簡単なお話なのでしっかり着いてきてください!笑
要するに「乱反射を極限まで落とす為にナノ分子構造を利用しそれぞれ各色超繊細な色調まで取り込む技術」がNikonのナノクリスタルコートの技術であり
その分野が各社の中でも群を抜いているのでNikonの技術は宇宙の分野で活躍していると。
大袈裟な言い方をわざとしてみればよりわかりやすいと思います。
嘗てのEDコーティングレンズの技術でNikonは名を馳せたワケで
いま漸くその技術が各社に当たり前の様に浸透した。と☝️
けどNikonは元々EDを開発した企業さんですから今では他社より一歩先に進んでいる。
って極端な言い方をしてみたら「あ〜なるほどね!」になるかと。笑
従って一般的な明るさの中で撮影してみただけではナノクリスタルの恩恵ってそんなに実感はないと思います。
被写体が近ければ近いほどその繊細さは判断し辛いですが
それがやがて被写体が離れて遠くの風景を撮影し出すと、その高精細さ・明るさの違いに気が付けるようになり
更に更にもっと離れた被写体かつ「星景」の様な暗い場所になって来るとその違いは覿面に感じられる様になる。
って話しになりますよね。(^^)
で、Nikonの24㎜単焦点・Nikonの8-15㎜魚眼・SIGMAの14㎜単焦点とこの3つを比較してみました。
が、最初に言っておきます。
非常に微妙な差です。笑笑
まぁそりゃそうですよね。ただ3枚並べてみると...
「あ〜....確かに確かに!」
って感覚は掴めると思います。
左からNikonの24㎜・Nikonの魚眼14㎜・最後がSIGMAで並べてみました。
向けている方向も分かり辛い方向ですよね!ごめんなさい!苦笑
本当は夏場の派手な部分の天の川辺りを撮影してみたら一発なんでしょうけど。
でもこれでもわかると思います。(観ているディスプレーの性能にもよる)
Nikonのナノクリスタル2本は非常に色調の段階が繊細である事がわかります。
相対しSIGMAの色調はかなり粗いことがわかると思います。
ここで注意して頂きたいのは、この3枚はわかりやすくなるように
「彩度を100%まで持ち上げ」ています。
そうするとこの様にわかりやすくなってきます。
結論
Nikonのナノクリスタルなんて高いだけだ!大差はないじゃないか!
この文言は星景には当てはまらず。って事になります。笑
本来であればズームレンズより単焦点の方が勝って当たり前!になりますが
そこは正直「ナノクリスタルレンズの無かった過去の概念・若しくはNikonを除く他社一律の概念になる」って事になります。
上記の写真はたった10枚コンポジットしただけの写真になりますから
増えれば増えるほど高精細さは増してくるわけで
相対し粗が大きいレンズは重ねれば重ねるほど無い精細さはどうにもこうにも引き出せませんから、粗が伴った状態での色調が増して行くばかり。って事になります。
まぁナノクリスタルと比較したらそりゃ違って当たり前なのですが
SIGMAのレンズも決して悪くはありません。
強いて言うなれば「星景分野ではナノクリスタルに及ばず」な程度かと。
必要以上に汚いわけでもないですし。
前回にも書きましたが、何が優秀か?は、本当に歪みが少ないのです。
これみてください
どうでしょう?ほぼ真円ですよね!
凄くないですか?
あの変に湾曲したグルグル写真って本当に違和感満載ですもんね💧
まぁそこはレンズの特性持ち味で良しとしても
これだけ歪みが少ないってのはパノラミングに絶大なる威力を存分に発揮してくれる。
って事になります。
さて。どうでしょう?
これでスッキリしたのではないでしょうか?笑
星景や夜景は殆どやらないよ〜興味ない。って方はSIGMAの超広角14㎜・f1.8を。
いやいや!星景バリバリやりたい!夜景もやる!って方は
「Nikonの24-28・f2.8のズームレンズよりSIGMAの単焦点14㎜・f1.8の方が勝るに決まっとる!!」
にゃ単純になりませんのでナノクリスタルをチョイスした方が賢明かと。
ただし!
こんな考えもあります。☝️
「いや、そこはわかったがアンダーな風景を極めたいんだよね!」
って方の場合、SIGMAの単焦点でコストダウンさせた分
ここは思い切ってLeeやCokkin・Kaniさん辺りのゼラチンフィルターを今後導入して揃えていく。って考えもありますよね(^^)
自分はそうなりましたけど。笑
欲を言わばナノクリスタルが欲しいですけどね!
光害カットフィルターは光害だけをカットするのではなく
星の色調も鮮やかにしてくれる効果もありますから
そうすればナノクリスタルにフィルター無しとSIGMAの超広角に光害カットフィルターありとではもっと差が無くなって来るはずです。
あとオマケで書いておきますが
「んじゃナノクリスタルにレンズ保護フィルターってダメなんじゃん!それってどうなのよ?」
って部分ですが上記の記述でお察しの通りです。日中であればそんなに影響はありません。
が.......
アンダーな情景や星景では「外すに超した事は無い」って事になります。
フィルターですから厚みが無い分「そんなには影響出ないよね!」に、なりますが
影響は全く無い!って事にはなりませんので
繊細な色調を引き出したいとき。星景を撮影したいときはナノクリスタルレンズであるならばいろいろ付けない方が良いと思います。繊細さを阻害してしまいますから。☝️
以上になりますが本日もご静聴ありがとうございました!
不定期かつ不規則発信ではございますが
これからも貧困クリエイターうみちゃを宜しくお願い致します!
尚、Youtubeにもチャンネルがあります。
別段「バズる動画を目指しているワケでは無い」ので、単に作品的な動画の投稿になりますが、如何せんそれではなかなか登録者数が増えてくれません。
当たり前なんですけど...w
是非にチャンネル登録の方も宜しくお願いを致します!
目指せ!1000人!現在後930名!
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現在スカイメモTのフルセットが品切れ状態のようです。
まぁ確かにあんだけ安いのはあり得ない世界なので。致し方無しですね。笑
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今こんな安いんですね!
秋の夜露満載な時期に頻繁に撮影は行きませんでしたから
冬期の乾燥しきった長野では殆どレンズの結露にやられた事が無く気にもしませんでした。。。が、秋の紅葉と星景撮影にて結露にやられたので導入。
このお値段で買えるのならば買わなきゃ損!ってくらいかと。
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星景をやる方であればこれ知らなきゃ損です!笑
光害除去の中では破格値!そしてその性能も凄い!
過去の光害除去みたいに必要な光まで潰してしまう事がありません。
しかも今までフィルター無しでは消しきれなかった様な汚いオレンジ&黄色っぽい光害もこのフィルターを装着しておけば激減!
あとの残りはデジタル現像からのイコライジングでサク〜っと消えてくれます。
こいつの威力は最高ですね!Kenkoさん素晴らしい!
余談ですがまだKenkoのカタログにはないと思います。19年春に販売されたので。
合わせて今まで光害カットが無かったCokkin からも今年の春に光害除去フィルターが出ました。
Kenko レンズフィルター スターリーナイト 77mm 星景・夜景撮影用 薄枠 日本製 000953
- 出版社/メーカー: ケンコー(Kenko)
- 発売日: 2019/04/19
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これですね☝️
Cokin 角型レンズフィルター NUANCES CLEARSKY 星空・夜景撮影用 光害カットフィルター XLサイズ 130×130mm NNXSKY
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